【チーム分析】今年、ブルックリン・ネッツは優勝できるのか
今年のネッツは優勝一直線?
昨シーズン、ジェームズ・ハーデンのトレードから始まり、ブレイク・グリフィンをバイアウト後に契約、同じくラマーカス・オルドリッジとバイアウト後に契約(シーズン中引退)したブルックリン・ネッツ。今年はグリフィンと再契約し、オルドリッジも復帰を決定し、ほかの有力プレイヤーとの契約をし優勝以外は失敗ともいえるスーパーチームを結成したネッツ。彼らは本当に優勝を約束されたチームなのでしょうか。今回はネッツの戦力や優勝確率について考察していきたいと思います。
チームとしてどれくらい強い?
ネッツはハーデン、KD、カイリーのBIG3を擁する圧倒的な得点力を誇るチームながら、グリフィン、オルドリッジ、ジョー・ハリス、ポール・ミルサップ、パティ・ミルズなど有力なベテラン選手を多く集めました。ネームバリューを見ればリーグ最強のチームの一角なのは間違いありませんが、寄せ集めチームの不安材料はチームケミストリー、ケガによる戦力の低下でしょう。
ケガ
昨シーズンはプレイオフでのハーデンとカイリーのケガによってKDの歴史的なスコアリングパフォーマンスもむなしく2回戦敗退に終わりました。ただ、KDのパフォーマンスが落ちることなく続くと考えると、ハーデン、カイリーだけでなく、ミルズ、グリフィン、ミルサップなど控えにも多くの万能ベテランプレイヤーをそろえているのでプレイオフでの失敗確率もかなり低く抑えられているのではないでしょうか。
チームケミストリー
ケガのリスクは抑えられていることがわかりましたが、2つ目のチームケミストリーの点はどうでしょうか。昨シーズン、ハーデンがカイリー、KDのネッツに加入した時も同じような話がありました。その時はボールの取り合いになるのではないかという話でしたが、今回は少し性質が違います。
今回のケミストリーの問題は、とにかく寄せ集めのチームがチームとしてまとまることができるのかという問題です。しかし、その点は問題ないように思えます。チームの核となるBIG3は昨シーズンの様子から考えてまず心配する必要はないでしょう。控えのケミストリーに関してもミルズというベテランPGとして完璧な選手を加え、また性格も温厚な選手が多いため、寄せ集めチームの弱点である衝突による空中分解のリスクも比較的低いと言えるでしょう。
プレーの面ではどうなのか
BIG3がそのまま残ることになったネッツ。スターターの戦術は昨シーズンと変更なくハーデンのゲームプランを中心にしたハーフコートバスケットとナッシュヘッドコーチの式するラン&ガンオフェンスでしょう。おそらくスターターはハーデン、カイリー、KD、グリフィン、クラクストン、もしくはハーデン、カイリー、ハリス、KD、グリフィン/クラクストンになるでしょう。
今年は控えの層がかなり厚くなりましたが、控え選手の中で頼りになりそうな選手は基本的に年齢が高いのでミルズを中心に組み立てるハーフコートバスケットになると予想します。
プレイオフでどうなる?
ネッツはレギュラーシーズンは問題なく突破できるでしょう。ではプレイオフではどうでしょうか。昨シーズンはレギュラーシーズンの疲労がプレイオフに爆発した形になりました。しかし今シーズンは控えをうまく使いながらレギュラーシーズンを勝ち抜き、プレイオフに進出することができると思いますので、疲労でプレイオフで失敗するということは無さそうです。
プレイオフでもBIG3中心のアップテンポなオフェンス、控え選手たちのスローテンポのオフェンスなどを使って相手や状況に応じてリズムを調整することができると思います。
ディフェンス面では昨シーズン同様心配な点が残りますが、控えにミルズ、ミルサップなどの万能ベテランが控えていますので昨シーズンよりはましにはなるでしょう。
ここまで見てきたことから、カンファレンス・ファイナルまでは確実に出場できると思います。しかしそこを勝ち抜いてファイナルにたどり着いて優勝できるかと言われると50%くらいの確率かなと思います。
まとめ
今回はネッツの優勝確率について考察しました。ネッツは不安要素が多いチームではありますが、明らかに現時点のチームでは頭一つ抜けた存在になります。最近NBAを見始めてまだファンになるチームを決めかねているという方にとってはおすすめのチームになります。
このブログではNBAに関する考察や分析をしています。バスケやNBAに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです。