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【チーム分析】今年こそウォリアーズは強豪として復活できるのか?

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ケガに悩まされた王者たち

ウォーリアーズは知っての通り2015年の優勝をきっかけにそれからのNBAを支配していたチームです。しかし2019年のプレイオフでカズンズのケガに始まり、デュラントとトンプソンの大ケガによってチームはオフにデュラントを失い、トンプソンはリハビリ中のケガで2年連続シーズン全休しその間エースとしてカリーが踏ん張るもののチームの成績は振るわない状態が続いていました。

では、そんなウォリアーズの今シーズンは強豪として輝きを取り戻すシーズンになるのでしょうか。今回はウォリアーズの補強や戻ってくる選手を見て分析していきます。

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戻ってくる選手たち

ウォリアーズにはケガから復帰するトンプソンとイグダーラのダイナスティーを支えた2人の選手がチームに戻ってくることになりました。ここではそれらの選手たちをそれぞれ分析していきます。

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2つの大ケガを乗り越えて復帰するトンプソン

トンプソンは2019年のファイナルでACL断裂の大ケガを負い次シーズンを全休しましたが、復帰に向けてのリハビリ中に今度はアキレス腱を断裂してしまい2年連続でシーズンを全休することになりました。2年連続のケガを見てファンたちは彼が復帰したとしてもパフォーマンスが大きく低下しているのではないかと心配していましたが、僕個人的にはあまりトンプソンのケガはそんなに心配することではないのではと思っています。

トンプソンは同じSGでもビールやハーデンのようにドリブルを数回ついてサイズアップしてからオフェンスを展開するような選手でもありませんし、ラヴィーンのように身体能力を活用したプレーをする選手でもないことから、彼のプレーにはそこまでケガは影響してこないのではと考えています。

自分で動きをコントロールできないディフェンスの面ではケガの影響を感じることもあるかもしれませんが彼はもともとオールディフェンシブチームに選ばれたこともあるようなディフェンダーだったので多少ディフェンスに影響が出ても平均以上のディフェンダーとしてチームに貢献することはできるでしょう。

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2015年優勝の立役者のイグダーラ

2015年ベンチプレーヤーからスターターにプレイオフで役割を変更されたことでスタートして輝いていたころの輝きを取り戻しレブロンを1人で止めたことが評価されてファイナルMVPになったイグダーラ。ウォリアーズのダイナスティーをベンチから支え続けた大ベテランですが、2年間の修学旅行(グリズリーズとヒート)を経て再び自分の場所に戻ってきました。

もう37歳になってそろそろ引退を考えても良い年齢になったイグダーラは最強チームの最強控え選手として活躍していたころのパフォーマンスを発揮することは難しいかもしれませんが、ヒートでのプレーを見る限りサポート選手としてのディフェンス力と視野の広さは健在でしたので復帰を図るウォリアーズには絶対的に必要な選手でしょう。もしプレーで貢献することができなくてもベテランとしての経験値を活かして同じポジションで才能ある選手(オットー・ポーターやアンドリュー・ウィギンズ※後述)のメンターとしてチームにおいておくだけでも十分でしょう。

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チームに新しく加わる若手とすでにいる若手

ウォリアーズは経験豊富なベテランと才能ある若手が集まるチームになりました。スターはカリーのみ(ケガからうまく復帰すればトンプソンもスター?)ですが、ウィギンズやポーターJr、昨年ドラフトされたワイズマンなど今一つ開花才できていない才能が集まるチームとしてポテンシャルが高いチームとも言えます。ここではその若手について分析していきます。

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才能面では最強レベルのウィギンズ

恵まれた体格と才能をもったウィギンズは古巣のウルブズでは才能を活かしきれずドラフト1位選手として、残念な選手になりかけていました。ウォリアーズでは昨年オフェンス面では大きな成長は見られませんでしたがディフェンスで大きな躍進を遂げました。この調子でオフェンス面でもチームプレイヤーとして成長することができればウィギンズはカリー引退後のエースとしてチームを任せることができるほどのポテンシャルを持っています。

すでに年齢が若手とベテランの中間地点になっているので正直残されたチャンスと時間は少ないですが、ウォリアーズに来てからの成長速度を考えるとここ数年で1番成長環境が整っているウォリアーズであればウィギンズは殻を破ることができるかもしれません。

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1年目を期待外れのシーズンにしてしまったワイズマン

昨年のドラフト組で最強のビッグマンとして評価されていたワイズマンは外から攻めることができ、軽やかなフットワークも踏めることを評価されてウォリアーズに2位指名を受けましたが、大学時代で見せた活躍と才能をNBAの1年目では見せることができないシーズンとなってしまいました。

期待外れのシーズンを過ごしたワイズマンですが活躍した試合では将来のKATやエンビードになる可能性を感じさせてくれたような試合もありました。軽やかなステップはエンビードを見ているように感じましたし、現代のNBAビッグマンには大切なリムプロテクト力の片鱗も見せてくれました。

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実力とサラリーが見合わない選手として評価されてきたポーターJr

ここまで分析してきた若手の中で1番才能を開花されているポーターJrですが、そのサラリーの高さが実力とみあっているかと言われるとそうではないというところで評価が実力よりも低い選手でした。

彼はボールタッチが増えれば増えるほど活躍しやすい生粋のスコアラータイプの選手です。現在のウォリアーズにはデュラントのようなボールを預けられるスコアラーが不在なので、少し前の話になりますが2018~2019シーズンに約18得点を3PTとFGともに48%で決められていたポーターJrには同じような役割を期待できると思います。ウォリアーズはカリーとトンプソンによってドライブのスペースが広がっている状況が多くなるでしょうし、そんな状況であればデュラントレベルになる可能性は低いですが、ポーターJrのスコアリング能力が爆発することも期待できると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。ウォリアーズにはほかにもフアン・トスカーノ・アンダーソンやジョーダン・プールのように才能を見せている若手が多く所属しています。彼らが船員開花することは難しいと思いますが、数人が開花すればカリーとトンプソン、そしてイグダーラが引っ張る今年のウォリアーズはプレイオフファイナルに出場する可能性は低いですがあると思います。また、優勝できるかどうかという話でなく強豪チームに慣れるかという話であればかなり確実性は高いと思います。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!