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【選手紹介】緑の軍団セルティックスの英雄:ポールピアース

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英雄ポール・ピアースの壮絶なキャリア

ポール・ピアースと言えばインスタグラムでやらかしたり、予想を外しまくったりと引退してからはいじられキャラとして定着してしまっていますが、選手としては非常に優秀な選手でセルティックスを優勝に導いたフランチャイズプレーヤーです。彼は過去に命を落としかける事件に巻き込まれることもありましたが、それを乗り越えたセルティックスの英雄です。今回はそんなピアースの山あり谷ありのキャリアについて紹介していきます。

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NBA入り~優勝できないエース

1998年のNBAドラフトにカンザス大学のスーパースターとしてエントリーしたピアースは、当時から高い評価を受け全体3位以内の指名が予想されていましたが今になってもなぜかは解明されていませんが運命的にも全体10位指名までドロップし、セルティックスに指名されました。

全体10位指名にまで落ちた悔しさをプレーにぶつけたピアースは1年目選手ながら16.5得点6.4リバウンド2.4アシストを平均し、オールルーキー1stチームに選出されました。NBA選手としては身体能力が高くはないのは当時から知られていましたが、それをものともしないダンクと滑らかなシュートフォームから繰り出されるミドルレンジシュートでチームに貢献し、将来のエースとして、フランチャイズプレーヤーとしてチームを引っ張っていくことを期待されていました。

しかしながら3年目を迎えるオフシーズンにピアースはクラブで女性問題によってナイフでめった刺しにされてしまい、生死の境をさまよいシーズンは全休するだろうと思われていました。奇跡的に一命をとりとめたピアースは全休どころかシーズン開始1カ月前にチームに合流しシーズン82試合スターターとして出場。平均得点も19点から25点台にのせ、事件の影響を全く感じさせないパフォーマンスを見せ、完全復活を果たしました。個人としては大活躍しており2002, 2003, 2004, 2005, 2006年と5年連続でオールスターに選出されましたがプレーオフに出場したりしなかったり、したとしてもすぐに敗退してしまう結果に終わり、チームメイトに恵まれないキャリアになりかけていました。

2007~2008シーズンにピアースはついに首脳陣にチームに優勝できるチームを作るように要求し、もしできなければトレードするようにと伝え、その結果として有名なレイ・アレン・ケビン・ガーネットとのBIG3が結成されました。

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念願の優勝~引退

そしてBIG3を結成したチームは1年目からいきなりそれぞれの選手が互いに活躍の場を分け合い、チームとして強く結びついたチームとなりいきなり優勝を達成しました。この年ピアースはオールNBA3rdチームに選出され、ファイナルで21.8得点、4.5リバウンド、6.3アシストを平均しファイナルMVPを受賞。今まで優勝できないエースとして見限られていたピアースは評価を一転させることができました。

そして2009年にはオールNBA2ndチームに選出されましたが、ヒートのBIG3に敗れこの年から引退まで優勝することはありませんでした。2010年にはセルティックス史上3人目となる通算20,000得点を達成し、オールスターの3ポイントコンテストでは優勝しました。

2013年には当時急激な補強で優勝を狙っていたネッツにチームメイトのジェイソン・テリー、ガーネットと共にトレードされプレイオフに出場しましたが、年齢に逆らうことはできず衰えを感じさせるパフォーマンスで1年でウィザーズに移籍しましたがここでも1年で移籍し、クリッパーズと新しく契約を結びました。

クリッパーズではプレーオフでゲームウィニングショットを決めたり、若手選手のメンターになったりと経験豊富なベテランとしてチームに貢献しましたが2017年に引退。引退後に古巣のセルティックスと1日契約を結び練習場でセルティックスのシャツを着てシューティング練習をして本当の引退をしました。

まとめ

いかがだったでしょうか。ピアースと言えば歴代SFトップ10に出てくるような選手なので1度しか優勝していないのはあまり彼をよく知らない方からしたら意外なのではないでしょうか。1度だとしても彼は歴史に残るような選手であり、これからも語り継がれるような選手であることは間違いありませんので今回彼のキャリアを振り返りました。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!