NBA Watcher 【毎週投稿】

NBAの歴代選手や歴代チームの紹介などをするブログです。

選手紹介

【選手紹介】史上最強の必殺技を編み出したセンター:カリーム・アブドゥル=ジャバー(3/3)

史上最高レベルの個人達成度を残した歴代センター 前回はカリームが個人としてスターレベルでプレーしながらも優勝できるメンバーをそろえることができなかったバックスを去り、バックスとは正反対の大都市のチームであるレイカーズに移籍してからの序盤シー…

【選手紹介】史上最強の必殺技を編み出したセンター:カリーム・アブドゥル=ジャバー(2/3)

2つのチームでレジェンドになった男 新興チームのバックスに大学最強選手としてドラフトされて、ロバートソンと結成した時代最強コンビで圧倒的な強さを見せつけて2年目選手ながらシーズンMVP、リーグ優勝、ファイナルMVPと数多くの栄冠を手にしたカリーム。…

【選手紹介】プレーした時期に恵まれなかった史上屈指のダンカー:ドミニク・ウィルキンス(3/3)

タイミングとケガによってキャリアが変わったスター選手 前回の記事では強力なチームメイトを得たころからケガから復帰したウィルキンスのキャリア中盤について紹介しました。ウィルキンスはマローンという新たな相棒を得ました。しかしそれでもウィルキンス…

【選手紹介】史上最強の必殺技を編み出したセンター:カリーム・アブドゥル=ジャバー(1/3)

コピー不可能な技を駆使した史上最高レベルのセンター カリーム・アブドゥル=ジャバーと言えば、6度のNBAチャンピオン、レギュラーシーズンMVP受賞に始まり4度のブロック王や合計15回のオールNBAチーム選出を受けるなど史上最強の選手のディベートにその名…

【選手紹介】プレーした時期に恵まれなかった史上屈指のダンカー:ドミニク・ウィルキンス(2/3)

様々な要因に阻まれた王者への道 前回はウィルキンスのNBA入りからスーパースターへの成長、そしてプレイオフを勝ち抜けなかった時期について紹介しました。ウィルキンスは個人としては得点王受賞やオールNBAチーム選出、スラムダンクコンテストチャンピオン…

【選手紹介】プレーした時期に恵まれなかった史上屈指のダンカー:ドミニク・ウィルキンス(1/3)

「ハイライトマシーン」を体現したスーパースター 「ヒューマンハイライトフィルム」この通り名こそウィルキンスがスター選手だったことの1番の証明でしょう。彼はその通り名の通り数々のハイライトを生み出し、そのダンクは多くの人を魅了しました。彼がス…

【選手紹介】奇跡の優勝を支えた縁の下の力持ち:ベン・ウォーレス(3/3)

守護神の最後の数年間 前回の記事では、守護神としてピストンズの2004年の奇跡の優勝をゴール下の絶対的なディフェンスで支えたベンのキャリア中盤について紹介しました。彼は2005年に2連覇を目指しましたがその夢はかなわず、2006年のリベンジも失敗したの…

【選手紹介】奇跡の優勝を支えた縁の下の力持ち:ベン・ウォーレス(2/3)

予想外の優勝と2度の最優秀守備選手賞 前回の記事でベンは苦労をしてNBA入りを果たした若い時代から、ブレッツとマジックでの下積み時代を乗り越えました。ピストンズにトレードされてからの彼は成長の一途をたどり、ついにはディフェンシブスターとして最優…

【選手紹介】奇跡の優勝を支えた縁の下の力持ち:ベン・ウォーレス(1/3)

絶対的な守備力を誇ったアンダードッグチームの守護神 2004年に奇跡的な優勝を果たしたデトロイト・ピストンズのゴール下の守護神として圧倒的な守備力を見せつけていたベン・ウォーレス。彼はドラフト外からNBAまで這い上がり、最終的には4度の最優秀守備選…

【選手紹介】アジア史上最強のNBAプレイヤー:ヤオ・ミン(3/3)

優勝に手が届かなかったアジアバスケ界のヒーロー 前回の記事で紹介した範囲ではケガに悩まされ、1度はオールスター選手でなくなってしまった時期からケガから復帰してオリンピックで圧倒的な成績と支配力を残したヤオのキャリア中盤について紹介しました。…

【選手紹介】アジア史上最強のNBAプレイヤー:ヤオ・ミン(2/3)

ケガに見舞われた全盛期のスター 前回は中国からやってきた恵まれた身体と才能を持ってNBAに挑戦してきたヤオは周囲の過小評価を乗り越えて2年目シーズンにオールスターに、マグレディという相棒を得た3年目シーズンにはオールNBAチームの一員として選ばれる…

【選手紹介】アジア史上最強のNBAプレイヤー:ヤオ・ミン(1/3)

アジア最強のビッグマン 中国からNBAに挑戦し、短い期間でしたが圧倒的な実力を見せつけたヤオ・ミン。彼はケガが原因でキャリアが非常に短くなってしまいましたが、トレイシー・マグレディとコンビを組んでロケッツをプレーオフ常連チームへと押し上げまし…

【選手紹介】オリジナルの王朝のベストベンチプレーヤー:トニー・クーコッチ

王朝ブルズを支えた陰の功労者 1996年から1998年のプレイオフに欠けて2度目の3連覇を果たしたブルズの有用なベンチプレーヤーとして活躍したトニー・クーコッチ。「クロアチアの天才」と呼ばれたクーコッチはブルズ以外のチームであればチームを代表する選手…

【選手紹介】ダンクの父:ジュリアス・アービング(3/3)

NBAでも達成できた優勝 前回の記事ではNBAに活躍の場を移したアービングが個人としてMVPを獲得したりオールNBA1stチーム入りを達成したりと、ABAと変わらない圧倒的なパフォーマンスを発揮していながらも優勝には手が届かなかった時期について紹介しました。…

【選手紹介】ダンクの父:ジュリアス・アービング(2/3)

ABAとNBAの両リーグでレジェンドとなった数少ない選手 前回の記事ではアービングがABAリーグで1年目から期待を超える活躍を残し、最終的にはわずか4年間のABAリーグキャリアの中で3度の得点王とシーズンMVPを受賞して最強の選手としてリーグを支配していた…

【選手紹介】ダンクの父:ジュリアス・アービング(1/3)

「ダンクの父」と呼ばれるレジェンドのキャリア マイケル・ジョーダンがあこがれた選手として、そして伝説のベースラインムーブで今でも高い人気を博しているNBAレジェンドのジュリアス・アービング。彼のキャリアにはMVPやNBA優勝など数多くの栄冠がありま…

【選手紹介】薬物とアルコールによってキャリアが一変してしまったスーパースター:デビッド・トンプソン

時代最高の身体能力とセンスを持ったスーパースター ブレイザーズのレジェンドであるビル・ウォルトンが「デビッド・トンプソンはジョーダンとコービーとT-macとレブロンを合わせたような選手だった」と評し、ジャンプ力の権化であるようなジョーダン本人に…

【選手紹介】2000年代前半を代表するピュアシューター:ペジャ・ストヤコビッチ(2/2)

キャリアの最終期に優勝を成し遂げた史上レベルのシューター 前回の記事ではギリシャリーグでエリートな選手として実績を重ねたペジャがNBAに入ってきた時からショータイムと呼ばれたキングスを支える重要なシューターとしてリーグに実力を轟かせたのちにキ…

【選手紹介】2000年代前半を代表するピュアシューター:ペジャ・ストヤコビッチ(1/2)

2000年代前半のキングスを支えたもう一人のピュアシューター 2000年~2010年頃までのシューターと言えばレイ・アレンがまず話題に上がると思います。しかし、彼以外にもう一人優秀なシューターを挙げるとすればそれはほとんどの人がペジャ・ストヤコビッチを…

【選手紹介】レブロン以来の才能と呼ばれた悲劇のPG:ジョン・ウォール(2/2)

リーグ屈指のPGとして東最強の座を取れたはずのスター選手 前回の記事では大学2年生のシーズンを終えてからウィザーズの将来を背負う選手になることを期待されて1位指名を受けたルーキーシーズンを経て、オールスターPGとしてチームを6年ぶりのプレイオフに…

【選手紹介】レブロン以来の才能と呼ばれた悲劇のPG:ジョン・ウォール(1/2)

2010年代最強のPGになっていたはずの元スーパースター ジョン・ウォールと言えばウィザーズで活躍していたころにはオールスター常連の選手としてチームを優勝に導く選手として大きな期待をかけられていたスター選手でした。しかし、2017年に大型契約を結んだ…

【選手紹介】史上最強になるポテンシャルを秘めていたC:ビル・ウォルトン(3/3)

ボストンでキャリアの大逆転を果たした元MVP 前回の記事ではシーズンMVPを受賞したビルがケガを原因にブレイザーズを去り、クリッパーズに移籍したもののキャリアの再生を果たすことはできず、そのままセルティックスへ移籍することになりました。この頃には…

【選手紹介】史上最強になるポテンシャルを秘めていたC:ビル・ウォルトン(2/3)

歴史に残るMVPシーズンと急激な衰え 前回の記事では史上最強レベルの大学生として大学バスケ界で暴れまわり大物としてNBAに挑戦したときから2年間をケガによって狂わされたのちにNBA入りからわずか3年でファイナルMVPを受賞したときまでのビルのキャリアにつ…

【選手紹介】史上最強になるポテンシャルを秘めていたC:ビル・ウォルトン(1/3)

NBAに新しい可能性を与えたCの先駆け ビル・ウォルトンといえば、1カ月ほど前に解雇されたキングスのHCのルーク・ウォルトンのお父さんというイメージと、ケガによってMVPシーズンの頃の輝きを二度度取り戻すことができなかった残念な選手というイメージの2…

【選手紹介】知名度の低いレジェンドC:ジェリー・ルーカス(2/2)

ニューヨークで優勝を果たすことができたレジェンド 前回の記事で紹介した時点ではルーカスは高校で始めたばかりのバスケットボールで、世界最高峰のリーグとされるNBAで世代最高レベルの選手として活躍していました。しかし自身のケガや他チームのメンバー…

【選手紹介】知名度の低いレジェンドC:ジェリー・ルーカス(1/2)

ニューヨークで優勝した優秀なビッグマン ジェリー・ルーカスはキャリアでNBAチャンピオン、7度のオールスター、1度のオールスターMVPなど数多くの実績を残しているレジェンドながら、チャンバレンやラッセルなど2人の歴代最強選手候補がいた1960年~1970年…

【選手紹介】神様に敗れた「空飛ぶ冷蔵庫」:チャールズ・バークレー(2/3)

時代最強PFの全盛期と勝てないチーム 前回の記事では、素晴らしい大学キャリアと上出来なルーキーシーズンから完全にチームの中心になった3年目シーズンまでについて紹介しました。3年目シーズンではバークレーは身長が低いPFながら史上でもトップ10に入る…

【選手紹介】神様に敗れた「空飛ぶ冷蔵庫」:チャールズ・バークレー(1/3)

プレーした時期に恵まれなかった史上トップ5に入るPF 200㎝越えの選手ばかりのNBAの世界でも特に巨人たちがひしめき合っているインサイドの選手たちは2010年代前半までは210㎝前後の身長は当たり前でした。その中でも198㎝と小柄ながら史上最高のPFの1人とし…

【選手紹介】史上最悪のケガを乗り越えたNBAチャンピオン:ショーン・リビングストン(2/2)

ケガを克服し運命のチームに巡り合えた名脇役 前回記事では期待されてリーグに入ってきたころからケガに悩みながらも最後のチャンスをものにしてサポート選手としての地位を確立したリビングストンのキャリア前半について紹介しました。そのあと彼はウォリア…

【選手紹介】史上最悪のケガを乗り越えたNBAチャンピオン:ショーン・リビングストン(1/2)

最悪のケガを乗り越えた最高のロールプレイヤー YoutubeでNBA史上最悪のケガと調べるとほぼ確実にヒットする膝のケガを負ってしまったショーン・リビングストン。彼は高身長ながら高い身体能力とアシスト能力を持ち合わせており、若いときには「マジック・ジ…