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【選手紹介】史上最悪のケガを乗り越えたNBAチャンピオン:ショーン・リビングストン(2/2)

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ケガを克服し運命のチームに巡り合えた名脇役

前回記事では期待されてリーグに入ってきたころからケガに悩みながらも最後のチャンスをものにしてサポート選手としての地位を確立したリビングストンのキャリア前半について紹介しました。そのあと彼はウォリアーズにピックされ、ベンチを支える選手として王朝ウォリアーズのコアメンバーとして活躍しました。今回は復活を果たしたリビングストンが名脇役として活躍し、NBAチャンピオンになるキャリア後半について紹介していきます。

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運命の契約~3度のチャンピオンシップ

ネッツでの遅いブレイクアウトシーズンを終えたリビングストンはカリーとトンプソンを中心にした強いスタートを支えるベンチメンバーの1人として2014年6月11日に3年契約を結びました。彼は8月に踵の手術を受け、開幕に復帰が間に合うか心配されましたが何とか開幕前に復帰し、78試合出場で平均5.9得点3.3アシスト2.3リバウンドを記録しました。スタッツで見るとキャリア的に沈んでいたころとあまり変わらないようなシーズンですが、このシーズンの彼はベンチからディフェンスとゲームメイクで貢献しており、それはベンチプレーヤーとして使われるようになったからこそ実現できたものでした。このシーズンのプレイオフで彼はベンチから優秀なディフェンダー、そしてオフェンスが上手くいかないときに得意のミッドレンジジャンパーでチームを助ける選手として活躍し、初めての優勝を成し遂げました。

2015~2016シーズンも昨年と同じく78試合に出場しました。この年リビングストンはウォリアーズの効率的なオフェンスシステムに1年経って慣れてきたのか、3PT%が16.7%ながらもFG%では驚異的な53.6%を記録しました。この効率の良さはシーズン中にチームの彼の使い方にも表れたように、リビングストンはウォリアーズのいざという時のスコアリングを任せられることもあり完全にウォリアーズの戦力として使われていました。しかしこの年はNBAファイナルでキャバリアーズのBIG3に敗れ、確実に思われた連覇を逃してしまいました。

2016~2017シーズンからリビングストンは同じように高齢ながら重要なベンチプレーヤーとして活躍し続け、2017年と2018年に連覇を成し遂げたウォリアーズの2ndユニットの中心選手としてチームに貢献しました。そして2019年NBAファイナルで多くのけが人が出たウォリアーズのためにスタメンとして出場しましたが、年齢ゆえの体力や身体能力の衰えが顕著だったため彼はこのシーズン限りでNBAから引退しました。

まとめ

いかがだったでしょうか。彼は選手として2019年プレイオフの後に引退を表明しましたが、同年9月に運営陣の1人としてすぐにウォリアーズに復帰しています。イベントに参加するなど地域に貢献するための活動も頻繁に行っており、リビングストンは実力や実績以上に、一般人に好かれるNBA選手として自身の存在価値を高めています。そしてそれはあのケガから復帰したということと、そこからキャリアを逆転させたというひたむきかつ前向きな姿勢があったからこそだと思います。

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