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【デュオ解説】ウルブズの希望だった最強クラスのデュオ

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親切チームのウルブズに現れた希望

セルティックスの優勝に貢献し、歴代屈指の選手になったケビン・ガーネットとスーパースターになれるポテンシャルを見せつけていたステフォン・マーブリーのデュオは歴代でも屈指のデュオになれるポテンシャルを持ちながらも些細なすれ違いによってその未来が実現することはありませんでした。

彼らがウルブズで戦い続けてくれればと想像してしまうほど2人は期待されるコンビでした。今回はガーネットとマーブリーのデュオについて解説してしていきます。

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学生時代から仲の良かった2人

マーブリーとガーネットはガーネットがファラガット高校に転校してきて高校バスケのスタートして活躍し始めたときから友人としての交流をするようになりました。過去に父に裏切られた経験から他人を簡単に信用しないようになっていたガーネットですが、マーブリーには心を開き何でも話せるような関係を構築していました。

マーブリーが大学に進学する反対にガーネットは大学進学を成績を理由に諦め高卒選手としてドラフトにエントリーし、全体5位でチームとして若いウルブズに指名されました。ガーネットは高卒ルーキーとしてスターターとして大活躍しオールルーキー2ndチームに選出されました。

そしてチームの中心として扱われるようになったガーネットは1996年のドラフトで友人のマーブリーを獲得するよう求め、チームはトレードで彼を獲得することに成功し、1年目からガーネットとマーブリーの若手デュオはリーグを席巻することになりました。

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若手デュオの躍進と軋轢

マーブリーはオールルーキー1stチームに選出されガーネットはこの年オールスターに選出されました。このデュオはマローンとストックトンのコンビと比較されるほどの実力と可能性を見せてくれました。40勝42敗と勝率5割を超えることはできませんでしたが、チームを初のプレイオフに導きました。1回戦敗退に終わりましたが、このデュオの将来はとても明るく見えていました。

デュオ結成2年目、ガーネットは大きく成長し18.5得点9.6リバウンド4.2アシスト1.8ブロック1.7スティールを平均するまでに成長しました。そしてこの成長を見てチームは彼と6年126Mの大型契約延長を検討するようになり、この契約がマーブリーとガーネットの間に亀裂を入れることになりました。それでも成長したガーネットとマーブリーは成績を45勝37敗まで伸ばしプレイオフに2年連続で出場しました。1回戦でゲイリー・ペイトン率いるシアトル・スーパーソニックスと対戦し、先にシリーズ王手をかけましたが逆転敗北でシリーズを落とし、2年連続で1回戦敗退という結果に終わりました。

そして1998年の夏に予定通りの延長をガーネットと結んだチームはこのような大きな契約の蔓延を防ぐための新ルールのマックス契約ルールによってもう1人のエースのマーブリーには6年71Mの契約しか提示することができず、それに不満を爆発させたマーブリーはトレードを要求しました。そしてガーネットとのデュオはたった2年で終わりを迎えました。

まとめ

いかがだったでしょうか。ガーネットとマーブリーのコンビなら連覇を狙うこともできたと思えるほど2人の相性と支配力は圧倒的だったので、過去に戻れるなら彼らをチームは無理やりでも一緒にしておいてほしかったと思ってしまいます。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方はぜひ引き続きお読みいただけると嬉しいです!