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【チーム分析】スーパールーキーによる躍進をしたホーネッツ

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大物ルーキーによって一変したホーネッツ

昨シーズンホーネッツは大物ルーキーのラメロ・ボールの加入によってプレーオフまであと一歩のところまで急成長しました。彼らの中心は明らかにラメロですが、彼の周りにいる選手たちもラメロの能力を活かすことに関しては非常に有用な選手です。今年のドラフトでも優秀な選手を獲得したホーネッツはボール中心のチームとしてまた人すレベルを上げてくることが予想されます。今回はホーネッツの補強と今シーズンについて分析していきます。

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ラメロの強みとその活かし方

ラメロの強みは新人離れしたスキルや安定感など様々な強みを持っていますが、昨シーズンのチームの大躍進に貢献した1番の強みはチームメイトを活かすそのアシスト能力です。特にラメロのアシストによってその能力を発揮していたプレイヤーとしてマイルズ・ブリッジズが挙げられると思います。ラメロと彼のアリウープは非常に豪快で一躍リーグの名物になりましたが、これにはラメロのパススキルとアリウープパスのコースをすぐに見つけられる視野の広さとバスケIQの高さが必要不可欠です。

ここではラメロとブリッジズのコンビプレイを例にして彼がいかにしてチームの能力を最大限発揮しているかについて解説しましたが、ラメロはパスだけにその強みを持っているわけではありません。シュートフォームは独特ですが、クイックリリースの3PTシュートは新人シーズンにもかかわらず35%を超える確率で成功しており、彼のバスケセンスを考えると38%くらいまで今シーズン伸ばしてきてもおかしくないと思います。しかも単純にフリーのキャッチ&シュートを打っているだけでなく、プルアップやフェイクからのシュートもあり、ある程度難易度の高いシュートを打ちながらもこの確率で決めていますので、相手チームからしたらシュートを警戒して近づくとドライブされそこからのシュートかアシストにつながるのに、離れるとシュートを打たれるという流れになっていてかなりディフェンスしにくい存在でしょう。

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ラメロと一緒に成長できる補強

正直今のホーネッツはオフェンスに関してはこのまま成長することができれば問題はないでしょう。しかしディフェンス面ではリバウンドやアシストからの失点がリーグ内で最悪レベルであり、相手のセカンドチャンスや良い形での得点を許している現状があります。この現状を解決するために25歳と比較的若いケリー・ウーブレJrをFAで獲得しました。彼はウォリアーズに行ってからはチームにフィットすることができず評価を落としてしまいましたが、サンズで優秀な若手として活躍していたころはリーグ有数の若手3&Dとして活躍していました。

ホーネッツには時代の割に3&Dと呼べる選手が所属していないチームなので、ウーブレJrの獲得はチームのプラスになりますし、彼もブリッジズと同じく身体能力が高くダンクを得意としている選手なのでラメロのアリウープターゲットとしても期待ができます。また彼はすでにスタープレイヤーに片足突っ込んでいるラメロと一緒に成長していく選手としても期待ができますのでこの補強はホーネッツの今と未来の両方の観点から良い補強だったと思います。

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ラメロの相棒になれるルーキーのドラフト

ホーネッツは今年のNBAドラフトでユーコン大学のジェームズ・ブックナイトを指名しました。彼は2年生でドラフトにエントリーしましたので現在21歳と少し年齢が高いルーキーですが、大学で2年プレーしていた分プレーに落ち着きとスキルがあり、すでにラメロの隣で活躍できそうです。彼の強みは高い身体能力とどこからでも得点できるスコアリング能力です。彼はレブロンのようなチェイスダウンブロックを大学ではしていたり、ラメロと同じようなトリッキーなステップバックを踏んでいたりしていました。ガードとして平均的な体格をしていますので、その身体能力を使ってオフェンスとディフェンスの両方でアドバンテージが取れることが予想できます。ドラフト前にケガをしていて、手術を受けているのでケガしやすい選手になってしまわないかが心配ですが、うまくいけばホーネッツの若手コアとしてチームに欠かせない存在となるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。ホーネッツは若手に恵まれているのにすでにプレーオフ争いに入れるチームです。ラメロをはじめにブリッジズ、PJワシントン、ブックナイト、ウーブレJr、テリー・ロジアーとうまく成長していけばこのコアのまま将来の優勝候補になることができるメンバーがそろっています。もちろん将来だけでなく、今シーズンにも期待です。個人的にはプレーオフ1回戦突破はできるチームだと思いますので、できるだけ勝利を積み上げて経験をできるだけ多くしてほしいと思います。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!