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【チーム分析】今年こそプレーオフで躍進を見たいグリズリーズ

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昨年プレイオフまであと一歩まで近づい若きメンフィス・グリズリーズ

昨年、マブズよりもチームとして若いグリズリーズはウエスタン・カンファレンス9位に入り、プレイインで勝利しプレイオフに出場しましたが力及ばず1回戦で敗退してしまいました。今シーズンにはプレイオフで彼らが2回戦やカンファレンス・ファイナルでプレーすることが期待されていますが、実際のところどうなのでしょうか。今回は今シーズンのグリズリーズについて考察していこうと思います。

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昨年のプレーオフで見せた急成長の兆し

昨シーズンのプレイオフでは、ルーキーシーズンに予想外の活躍をしていたブランドん・クラークや、2番手のジャレン・ジャクソンJrが活躍することはあまりありませんでしたが、その代わりに普段はそこそこのスコアラーとしてプレーしていたディロン・ブルックスが急成長を見せ、平均得点を17得点から26得点に伸ばしました。彼のプレイオフでの急成長はエースのジャ・モラントもインタビューで絶賛していました。確かに数字に出てくるスタッツの部分でも成長を見せたブルックスですが、それ以外にもエナジーガイとしてチームに大きく貢献しました。

これは思ったよりもチームにとって大切な存在で優勝するチームには必ずと言っていいほどエナジーガイがいます。彼が見せたプレーオフでの活躍が実力なのであれば、今シーズンのグリズリーズには安心してスコアリングを任せることができる3番手(もしくは2番手←JJJが復帰してもケガの影響が大きいかも?)がいることになります。

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オフでの補強

グリズリーズはオフでもチームの方向性に合わせて補強をしました。今のグリズリーズイン必要なものは、まだセンターとして未完成なJJJを助けられる基礎がしっかりとしたセンター、モラントやブルックスが使えるスペースを作ることができるシューター、他のチームに負けないようなウイングの3点です。ウイングの補強に関してはそこまでできているわけではありませんが、他の2点に関してはしっかりと対策ができています。

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センターの補強

JJJがケガからどう復帰してくるかわからないうえに彼はまだ選手として、センターとして発展途上ということを考えて彼を裏から支え、さらなる成長の促進と負担の軽減をすることができるセンターを必要としていました。以前チームにいたヨナス・バレンチュナスでもその役割を任せることができましたが、単純にセンターとして安定感があり、性格も温厚で取っつきやすいスティーブン・アダムズをバレンチュナスとのトレードで獲得しました。これによって、JJJの成長促進とケガリスク軽減の2つの目的は達成されました。

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スペースの確保

グリズリーズはオフにシューターの目立った補強はしていませんが、昨シーズンのブレイザーズとのトレードで獲得したデズモンド・ベインが想像以上にシューターとして活躍しました。平均得点は9.2得点とベンチプレイヤーとしての起用でしたが、43.2%で3PTを決めてくれるのでトレードで獲得した1巡目30位の選手としては意外と良いパフォーマンスを見せてくれています。50%越えの確率で2PT、約82%でFTを決めてくれますのでベンチプレーヤーとしては非常に効率が良い選手であり、モラントのアシスト先のシューターとしては非常にぴったりの存在となり、スペーサーとして優秀なことがわかります。

まとめ

いかがだったでしょうか。グリズリーズはモラントを中心としてこれからの10年間を期待できるチームではありますが、今シーズンの活躍にも十分期待できるチームです。JJJの状態とブルックスのパフォーマンスが継続することに大きくチームが左右されるような気がしますが、モラントのリーダーシップやゲームコントロール能力を考えるとそこまで心配せずとも大丈夫ではないかと思います。プレイオフでは2回戦まで進出できる力は十分に備わっているのではないかと思います。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!