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【選手紹介】歴代最も支配的だった選手:シャキール・オニール

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恵まれた体格と身体能力を活かした歴代最も支配的な選手

シャキール・オニールはその身長、体重とその身体能力が歴代でのセンターの中でもずば抜けていたことがきっかけで歴代でもっとも支配的な選手としてNBAで活躍しました。

いまではテレビで面白おじさんとして新しいキャリアを歩んでいる彼ですが、どのようにして歴代最も支配的なのセンターとしての地位を確立したのでしょうか。今回はシャックのキャリアについて紹介していきます。

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NBA入り~マジックからの移籍

1992年のドラフトで1位指名を受け、マジックに加入したシャックはこの年に有名なゴール破壊ダンクをしました。それも1シーズンに2回も。これによって大きく注目を集めたシャックはその期待通り新人王を受賞しました。チームを勝率5割以上に導きましたが、プレイオフをあと1勝のところで逃し、輝かしくも悔しいシーズンとなりました。

翌1993~1994シーズンには、ペニーがチームに入り、頼れるPGとコンビを組んだマジックは大きく活躍しプレイオフにも進出しました。そして1994~1995シーズン、チームにはシャックとペニーの若手コンビに可能性を感じたホーレス・グラントが加入し、チームは大躍進、シャック自身も得点王に輝き、チームはプレイオフでファイナルまで進出しましたがロケッツと対戦し悔しいスウィープ負けを喫しました。

そして次シーズン、シャックは27試合の欠場し、その間チームの中心として活躍していたペニーに人気が集まったことに嫉妬しシャックはオフにFAとしてレイカーズと契約し、ペニーとの黄金コンビはたった4年で解散となってしまいました。

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レイカーズ時代~ヒート時代

1996年、レイカーズに移籍したシャックは同じ年にドラフトされたコービーとの確執が取りざたされ、コンビ結成から3年間はチームはプレイオフに進出することができませんでした。1999~2000シーズンはフィル・ジャクソンHCが指揮するトライアングル・オフェンスが功を奏しチームは大きく成績を伸ばしました。チームは優勝し、この年シャックはシーズンMVP、オールスターMVP、ファイナルMVPのすべてのMVP賞を受賞するという異常な活躍をしました。

そしてその勢いのまま2000~2001シーズンもレイカーズはプレイオフ成績15勝1敗で優勝し2連覇、シャックは2年連続でファイナルMVPを受賞しました。NBAを支配したレイカーズとシャックは足のケガもありましたが、NBAファイナルに進出しスウィープ勝ちで優勝を決め3連覇を達成、またシャックは3年連続でファイナルMVPに選出され、選手として最高の時間を過ごしていましたが、やはりコービーとシャックの確執は残っており、2002年と2003年のプレイオフでの敗北をきっかけに修復不可能までに悪化。このオフにコービーは自分かシャックかどっちをとるかという選択をチームに迫り、2004~2005シーズンにシャックはヒートへトレードされました。

トレードされた先のヒートではシャックはドウェイン・ウェイドとコンビを組み1年目から大活躍、チームはイーストで最高勝率を記録しました。そして移籍2年目の2005~2006シーズン、年齢による衰えか以前の支配的な活躍は鳴りを潜めてしまいましたがしっかりと活躍し個人としてオールNBA1stチーム入り、チームは優勝し4つ目のチャンピオンリングを獲得しました。

2006~2007シーズンには故障があり40試合の出場に留まり、12年間続いたオールNBAチーム入りもストップ。プレイオフには出場しましたが、1回戦でブルズにスウィープ負けを喫しました。そして少しずつ確実に衰えをみえていたシャックに限界を感じていたヒートは2007~2008シーズン途中にサンズにトレードされました。

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サンズ時代~引退

サンズにトレードされたシャックはナッシュの展開するラン&ガンオフェンスに適応することができず、2008~2009シーズンにはオールスターMVPをコービーと共に受賞しましたが、以前の活躍を取り戻すことができず2009~2010シーズンにキャバリアーズに移籍しましたが、そこでも衰えによって活躍できず、2010~2011シーズンにセルティックスでプレーしたのを最後に引退しました。

まとめ

いかがだったでしょうか。大活躍していたときとキャリア最後の落ち方が極端だったため、ケガや衰えがもう少し少なく緩やかだったらと想像してしまいますが、彼の残した功績は間違いなく、歴代で最も支配的な選手と呼ばれるのに十分なものでしょう。今では丸くなり、面白いおじさんというイメージがついているシャックですが選手時代を知ると見方が変わる選手の1人です。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!