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【選手紹介】歴代最高レベルのSG:ドウェイン・ウェイド(1/3)

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わずか3年ですべてのNBAプレーヤーの夢を達成したレジェンド

ドウェイン・ウェイドと言えば3年目にエースとして優勝を成し遂げ、レブロン・ボッシュとのトリオ結成時には、歴代最強レベルのチームの2番手として2連覇を成し遂げた選手です。2019年に17年のキャリアを終えたウェイドですが、ジョーダン、コービーに次ぐ歴代3番目に偉大なSGという呼び声が高く殿堂入りも確実な選手です。今回はそんな彼の大学時代からケガに悩まされ、プレイオフから離れた時期までについて紹介していきます。

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大学時代~衝撃の2年目

マーケット大学で2年プレーしドラフトにエントリーしたウェイドは、大学での1年目に平均17.8得点63.4アシスト6.6リバウンド2.47スティールの記録を残し、スティール数とFG205本成功と2つのカテゴリーで全米1位の選手であり、チームを1993年シーズン以来最高の26勝7敗の成績まで導きました。

2年目のシーズン、ウェイドは平均得点を21.5点まで伸ばし、チームは前年と同じ21勝7敗の成績を残しました。ウェイドはConference USAでチームを優勝に導き、national championshipではベスト4入りの原動力になりました。とりわけ彼が全米の注目を集めたのは中西地域決勝で、ウェイドはトップシードのチームを29得点11アシスト11リバウンドのトリプルダブルでアプセットし、大会MVPを受賞しました。ウェイドのこの活躍により彼は上位指名が予想される選手という評価を受け、ウェイドは大学3年目のシーズンをスキップして2003年ドラフトにエントリーすることにしました。

普通のドラフトクラスなら1位指名の選手だったウェイドですが、この年はレブロンが1位指名を受け、2位にはセルビア人選手のダーコ・ミリチッチが選ばれたため、ウェイドは3位でヒートに指名を受けました。このシーズンチームは最初の20試合で5勝15敗のスタートを切りましたがそこから巻き返し、最終的には42勝40敗でプレイオフに進出しました。ウェイドは16.2得点4.5アシスト4リバウンドとFG46.5%を平均し、新人王投票ではレブロンとカーメロに次いで3位に輝きました。この年のウェイドはあらゆるスタッツで新人中のランキングに入っており、FG%で2位、スティールで2位、得点で3位、アシストで4位、出場時間で4位に入りました。初めてのプレイオフ、ウェイドはいきなり1回戦のホーネッツ戦で残り1.3秒で決勝点を決めチームを第7戦で勝利に導きましたが、2回戦の1位シードのペイサーズ戦で4勝2敗で敗れました。

翌2004~2005シーズン、チームはシャックをトレードで獲得し、ウェイドの2年目でオールスターに選出されるほどの成長とシャックの獲得によって大きく成績を伸ばし、59勝23敗でプレイオフに出場しました。ウェイドはプレイオフでさらに活躍し1回戦のネッツ戦ではFG50%以上で26.3得点8.8アシスト8.3リバウンドを平均しネッツをスウィープ、2回戦のウィザーズ戦では31得点8アシスト7リバウンドを平均しウィザーズをスウィープと破竹の勢いでカンファレンス・ファイナルまで進出しました。カンファレンス・ファイナルではピストンズと対戦し、ウェイドは2回戦で42得点3回戦で36得点を記録しましたがケガにより第6戦を欠場、第7戦では出場制限を受けチームは4勝3敗で敗退しましたが、このプレイオフでのパフォーマンスはもとから高かったウェイドの評価をさらに高くしました。

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3年目での優勝~ケガに悩まされる時期

3年目のシーズン、ウェイドは昨年よりもさらに成長したウェイドは、平均27.2得点6.7アシスト5.7リバウンド1.95スティールを平均しオールスターのスターターに選出されるまでになりました。プレイオフに進出することができましたが、最初からウェイドはケガを負った状態でプレーしており、1回戦ブルズとの第6戦ではインフルエンザのような症状を抱えながらプレーし14得点10アシストの活躍でチームを2回戦に導き、そのままの勢いでファイナルに進出しました。ファイナルではマーベリックスと対戦し、最初の2戦を落としましたが、そこからウェイドの活躍で逆転優勝を成し遂げました。ウェイドは第3戦で42得点13リバウンド、第4戦で36得点、第5戦で43得点、第6戦で36得点と大爆発し、ファイナル平均34.7得点でわずか3年目に優勝を成し遂げ同時にファイナルMVPを受賞しました。ウェイドの年齢での受賞は歴代5番目の若さであり、平均34.7得点はファイナル史上3番目に高い平均得点でした。こうして一気にスーパースターの階段を駆け上がったウェイドでしたが、この年もすでにそうだったようにここから彼はケガに悩まされることになっていきました。

翌年、ウェイドはFG50%で平均27.5得点7.5アシスト4.7リバウンド2.1スティールを平均しオールスターとオールNBA選出を受けましたが、この年のウェイドはケガにより31試合欠場しました。その影響は大きくチームは2月1日時点で20勝25敗で、ウェイドは復帰後にチームをプレイオフ圏内に連れていくために奮闘し、1回戦でブルズと対戦しました。ウェイド自身は少しスタッツを落とし、平均23.5得点6.3アシスト4.8リバウンドを記録し、チームはこの不調が大きな原因となりスウィープで敗退することになりました。そしてオフにウェイドは痛めていた左肩と左膝の手術を受け、夏のオリンピックを辞退することになりました。

2007~2008シーズン、オリンピック予選とプレシーズンすべてに出場せず回復に努めたウェイドですが、引き続きシーズンを通して膝の痛みに悩まされることになりました。24.6得点6.9アシスト4.2リバウンド1.7スティールを平均し4年連続でオールスターに選ばれましたが、相棒のシャックは少しずつ衰えており、ウェイドの負担を軽減できる選手がいなかったためウェイドの負担は増えました。チームもリーグ最下位の成績に沈み、チームはウェイドをドラフトして以来初めてプレイオフを逃しました。

まとめ

いかがだったでしょうか。ウェイドの衝撃の3年目の優勝とファイナルMVPはを受賞したシリーズは今動画を見てもあり得ないと思えるほどのパフォーマンスでした。まだ見たことがない方は是非youtubeなどで見ていただきたいです。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!