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【チーム分析】2大エースを維持し続けるブレイザーズは報われるか?

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リラードとマッカラムをキープしたブレイザーズの勝機は?

ここ数年リラードというリーグトップクラスの選手をキープしながらもその周りに優勝候補として戦えるレベルの選手を用意することができずプレイオフでは悔しい配線を続けているブレイザーズ。昨年と今年のオフにはリラードかマッカラムを放出すべきと言われながらもキープし続けているチームですが、今シーズン彼らはリラードの忠誠心に応えることができたのでしょうか。今回はブレイザーズの今シーズンについて分析していきます。

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ここ数年のブレイザーズに足りないもの

最近のブレイザーズに足りないものはリラードを支えることができるスター選手です。

マッカラムはリラードを支える選手としてスキル的にはピッタリの選手なのですが、SGとしてはアンダーサイズであり、ディフェンス力も低めであることからリラードとコンビを組むにあたってディフェンス面でかなり弱くなってしまいますし、オフェンス面でもスター一歩手前の選手であり、他のチームのバックコートと比べると見劣りしてしまいます。

同じくビッグマンとしてチームを引っ張っているヌルキッチもここ最近はケガに悩まされていますし、良い選手ですがスター選手には一歩及びません。結果としてブレイザーズの1番の問題はリラードの次に有力な選手がほかの優勝候補と比べて弱めであることです。

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満足できない補強

そんな弱点を持っているブレイザーズですが、オフの補強には残念という感情を感じてしまいます。彼らがした1番大きな補強はトレードでラリー・ナンスJrを獲得したことと再契約でノーマン・パウエルを引き留めたことです。

パウエルは優秀な3&D選手として貢献してくれましたし、これから万能選手としてリーグトップクラスの選手として成長していく可能性はありますが、今勝ちたいブレイザーズにとっては育てる余裕はありません。彼を再契約しなければトレードしたゲイリー・トレントJrを無駄にしたことになるのでそれを避けたかったのは理解できますが、彼にお金とロスタースロットを使うのであればほかの選手をとる選択肢があったのではと思ってしまいます。

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ナンスJrの獲得

彼は中でも外でも得点ができ、ディフェンスやスティールを得意としている万能選手であり、ディフェンスが苦手なリラードとマッカラムのバックコートをディフェンス面で助けることができる選手ですが、やはりプレイオフでリラードを助けられるスター選手ではありません。確かに外からのオフェンス手段が少ないブレイザーズのビッグマンの中で外から攻めることができるナンスJrの存在は変化を持たせる意味では大きな補強になりましたが、チームの優勝争いを決定づける補強にはなりません。

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コーチの変化

今シーズンからブレイザーズはヘッドコーチとしてピストンズの英雄のチャンシー・ビラップスを雇いました。彼は、ディフェンシブチームとして2000年代前半を支配したピストンズの頭脳、そしてゲームクローザーとして活躍した選手です。

彼のディフェンシブチームを率いた経験とIQはディフェンスの弱いブレイザーズのディフェンスを改善することが期待されています。また、オフェンス面ではリラードやマッカラムのアイソレーションに頼りがちなブレイザーズのオフェンスにチームプレイを加えることができると思いますが、リラードは元々彼をヘッドコーチとして求めていたわけではなく、彼は2番目以降の選択肢だったことを考えるとリラードとビラップスの間でそのような関係が構築されるのかは心配になるものがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。ブレイザーズはリラードという歴代レベルの選手を無駄にしてしまう前にトレードするかチームを補強するかしないとチームとして評価を落とすことになってしまうと思います。ブレイザーズはスモールマーケットチームであり、補強が難しいのかもしれませんが、リラードが忠誠心を失わない間に優勝候補チームを作ってあげるべきだと思います。今シーズンもおそらくよくてプレイオフ2回戦進出止まりだと思いますが、これからのチームの動きに注目しましょう。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!