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【選手紹介】歴代最高レベルのSG:ドウェイン・ウェイド(3/3)

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優勝メンバーとの別れと伝説の引退

前回紹介したヒートのBIG3は見事2連覇を達成し、スパーズに2014年に負けた翌年に解散を一途をたどりました。ウェイドはヒートに忠誠を誓っていましたが、ヒートは一時期ウェイドがいない時期を過ごすことになりました。今回はそんなウェイドのキャリア最終期について紹介していきます。

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BIG3解散~チームの裏切り

2014年の敗退をきっかけにレブロンはキャバリアーズに優勝をもたらすという約束を果たすために地元チームに帰還し、ボッシュと2人でヒートに残ることになりました。優勝メンバーのユドニス・ハスレムや新加入のダニー・グレンジャー、ルオル・デンなどの優秀な選手がそろったチームになりましたが、レブロンの抜けた穴は大きくウェイドはオールスターに選ばれた直後にハムストリングのケガで離脱し、最終的に37勝45敗でプレイオフ進出を逃しました。

翌年も成績は伸びず、ヒートはプレイオフに進出できず、ヒートから十分なサラリーを今まで貰えなかったというフラストレーションと勝利を重視していたウェイドは2016年の6月に地元のブルズと2年契約を結びました。ウェイドはジミー・バトラーとレイジョン・ロンドとトリオを結成し、期待されたチームを作りましたが、バトラーとウェイドの2人は若手を批判するような言動を繰り返しており、チームケミストリーに悪影響だと判断された彼はブルズを2人と共にプレイオフに導きましたが2017年9月にバイアウトされました。

そしてバイアウトの3日後、ウェイドはキャバリアーズと契約を結び再びレブロンとプレーする機会を得ました。しかしウェイドは期待された活躍をすることができず、2018年2月にトレードでヒートに戻ることになりました。

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伝説への実績~衝撃の引退

2018年2月8日のトレードでヒートに帰還したウェイドは翌日の帰還後初試合に出場しバックスに勝利しました。2月27日のシクサーズ戦では27得点を挙げ接戦の勝利に貢献し、4月3日のホークス戦では1チームでの通算20,000得点5,000アシストを記録した9人目の選手(マローン、コービー、ジョーダン、レブロン、バード、ジョン・ハブリチェック、オスカー・ロバートソン、ジェリー・ウェストに次ぐ)となりまた歴史に名を刻みました。プレイオフに出場したウェイドは1回戦のシクサーズ戦、第2戦で28得点を挙げチームを勝利に導きバードを越してプレイオフ通算得点10位に浮上しました。

2018~2019シーズンの前にウェイドは「One Last Dance」と引退を表明し、最後の年をヒートでプレーすることになりました。11月25日にヒート史上ベンチプレイヤー最高の35得点を挙げたり、12月9日にはキャリア通算1,000回目の25得点以上を記録したりと引退間近の選手とは思えないパフォーマンスを残したウェイドは1月6日についに史上3人目の20,000得点5,000アシスト4,000リバウンド800ブロック500本の3PTを決めた選手になり、ますますキャリアに箔をつけました。オールスターレベルの選手ではなくなっていましたが、欠場した選手の代わりに特別枠で選出され13回目のオールスター選出を受けました。4月9日の最後のホームゲームでは30得点を記録しマイアミのファンを感動させ、最後の試合では25得点10アシスト11リバウンドのトリプルダブルを記録し、17年の輝かしいキャリアに幕を下ろしました。

まとめ

いかがだったでしょうか。ウェイドは1度はヒートを離れてしまいましたが、晩年に再び古巣へ戻り、以前と変わらないチームの大黒柱として活躍しました。もう少し見ていたかった気もしますが、輝かしい最後の締めくくりはウェイドにとってはピッタリの最後だったのでそれはそれで満足です。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!