NBA Watcher 【毎週投稿】

NBAの歴代選手や歴代チームの紹介などをするブログです。

【選手紹介】バスケットボールのキング:レブロン・ジェームズ(1/3)

にほんブログ村 その他スポーツブログへ にほんブログ村 その他スポーツブログ NBAへ にほんブログ村 その他スポーツブログ バスケットボールへ にほんブログ村 その他スポーツブログ その他スポーツ情報へ

f:id:koroUTAS:20211018194119j:plain

「選ばれし者」を体現した王様

レブロン・ジェームズ。NBAを知っている人なら1度は聞いたことがある名前です。彼は2003年にドラフトされましたが、2021年でもリーグトップクラスの選手として活躍している文字通りの「化け物」です。彼は高校生の時から次世代のマイケル・ジョーダンと呼ばれ、大きなプレッシャーを背負ってNBAに入ってきました。今回は、大きな期待に応えるどころかそれを超える勢いで時代を駆け抜ける彼のキャリアについて紹介していきます。

f:id:koroUTAS:20211018195029j:plain

大きく注目を集めた高校時代

レブロンはセント・ビンセント高校に進学し、1年生として21得点6リバウンドを平均し、ディビジョン3のビンセント高校を27勝0敗の無敗の成績を残すチームに一変させました。2年目シーズン、レブロンはさらに成績を伸ばし、25.2得点5.8アシスト7.2リバウンド3.8スティールを平均しました。チームは2年連続の無敗とはならず26勝1敗の記録に終わりましたが、レブロンはその圧倒的なプレーが注目を集め、USA TodayのオールUSA1stチーム選出とオハイオ州最優秀選手賞を受け、史上初の同賞を同時受賞した選手になりました。

3年目が始める前にレブロンはSlamという雑誌に掲載され、「現時点でアメリカ最強のバスケットボール選手かもしれない」という評価を受けました。シーズン中にレブロンはSports Illusratedの取材も受け、あらゆるスポーツ雑誌の表紙を飾りました。この3年目、レブロンは29得点5.7アシスト8.3リバウンド3.3スティールを平均し2年連続でオールUSA1stチーム選出とオハイオ州最優秀選手賞を受賞し、ゲータレード全米最優秀選手賞を受賞した初めての3年生になりました。ビンセント高校は23勝4敗でシーズンを終えましたが、ディビジョン2の決勝戦で敗れ、シーズンを終えました。このシーズンNBAは2002年ドラフトにレブロンがエントリーできるようにルールを変更しようとしましたが、この年レブロンはマリファナの使用でエントリーすることができませんでした。

そうして迎えた4年目シーズン、ビンセント高校は全米の名だたる強豪校と試合を行い、その中でもレブロンは31.6得点4.6アシスト9.6リバウンド3.4スティールを平均しました。そして前例のない3年連続オハイオ州最優秀選手とオールUSA1stチーム選出を受け、2年連続でゲータレード全米最優秀選手に輝きました。チームはディビジョン2で優勝を果たし、その立役者のレブロンは「天才」、「選ばれし者」という評価を受けながら2003年NBAドラフトにエントリーすることになりました。

f:id:koroUTAS:20211018200952j:plain

期待に応えたルーキーシーズン~スターダム

レブロンは2003年ドラフトで運命のように1位でキャバリアーズに指名されました。レブロンはデビュー戦でキングス相手に25得点を挙げ、高校ドラフト生としてのデビュー戦の得点記録を樹立しました。彼は20.9得点5.9アシスト5.5リバウンドを平均し、史上3人目の20得点5アシスト5リバウンド以上を平均したルーキーになり、新人王に選ばれました。チームは前年の17勝から成績を伸ばし35勝47敗まで成績が改善しましたが、プレイオフに進出することはできず、レブロンの1年目はレギュラーシーズンのみで終わりました。

翌シーズン、レブロンは2年目にしてオールスターに選出されました。彼の成長速度は誰の目に見ても異常で当時のナゲッツHCのジョージ・カールはSports Illusratedの取材で「20歳の選手を偉大だというのはおかしな話だけど彼は偉大だよ。存在するすべてのルールが彼に適用されていないようだ。」と語りました。レブロンは最終的に27.2得点7.2アシスト7.4リバウンド2.2スティールを平均し、オールNBAチームにも選出されましたが、チームの成績は42勝40敗と振るわず、プレイオフ進出を逃しました。

2005~2006シーズン、レブロンは2年連続のオールスター選出を受け若くしてオールスターMVPを受賞しました。このシーズンも彼はさらに成長し、31.4得点6.6アシスト7リバウンドを平均し、MVP投票では2位になりました。そしてこの年レブロンのリーダシップのおかげでキャバリアーズはプレイオフ進出を達成しました。レブロンはプレイオフデビュー戦のウィザーズ戦でいきなりトリプルダブルを記録し、第3戦ではゲームウィニングショットも決めました。完全にゲームを支配したレブロンは4勝1敗で2回戦に進みましたが、ピストンズ戦では徹底マークにあい、あえなく敗退してしましました。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は彼の圧倒的な高校キャリアとNBA3年目シーズンまでについて紹介しました。2年目選手としてオールスター、オールNBAチーム選出を受け、その翌年にはオールスターMVPを受賞した彼はこの時点ですでに「天才」を体現したような選手でした。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!