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【選手紹介】バスケットボールのキング:レブロン・ジェームズ(3/3)

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「キング」の晩年?シーズン

前回の記事ではレブロンが地元チームのキャバリアーズを一時去り、ヒートのBIG3を率いて2連覇を成し遂げました。そしてスパーズに負けたその年のオフにキャバリアーズに再び復帰することに決めたレブロンはついに約束を果たすことになります。今回はレブロンのキャバリアーズ復帰後から現在までのキャリアについて紹介していきます。

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キャバリアーズ復帰~約束の優勝

2014年6月12日にFAとして正式にキャバリアーズと契約し、レブロンは地元に帰ることになりました。そしてレブロンの帰還が決まってから1か月後に当時ミネソタで1人孤軍奮闘していた現役最強PFの評価を受けていたケビン・ラブをトレードで獲得したことで、レブロン、ラブ、そして大物ルーキーのカイリー・アービングの新生BIG3がすぐに結成されることになりました。2014~2015シーズンレブロンはシーズン序盤のケガに苦しまされキャリアローの69試合出場に留まりましたが、最終的に25.3得点7.4アシスト6リバウンドを平均し、チーム期待通りプレイオフに出場しました。レブロンはこの年もファイナルに進みましたが、この年は「スプラッシュブラザーズ」が猛威を振るい始めたウォリアーズに敗れました。

次シーズン、レブロンはHCのデイビッド・ブラットを解雇したとして批判を受けていましたが、25.3得点6.8アシスト7.4アシストを平均しチームを57勝に導きプレイオフに進出しました。当然のようにファイナルに進みましたが運悪くこの年は史上最高勝率を記録したウォリアーズとの再戦となり世間はウォリアーズがすぐに勝負を決めて終わると考えていました。最初の4戦を終えキャバリアーズは予想通りに1勝3敗でシリーズに負けていましたがそこから第5,6戦の41得点、最終戦のトリプルダブルと「The Block」により大逆転優勝を成し遂げ、約束を果たしました。そしてファイナルで平均29.7得点8.9アシスト11.3リバウンドを記録したレブロンは満場一致で3度目のファイナルMVPを受賞しました。

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残りのキャバリアーズでのシーズン~レイカーズのキング

2016~2017シーズン、レブロンはケガやフロントのチームつくりに振り回されることになりました。1月にレブロンはチームを「トップヘビーすぎる」とフロントのチーム作りを批判しましたが、それによって逆に批判を受けることになりました。チームは東の2位でシーズンを終えることができ、レブロンも平均26.4得点8.7アシスト8.6リバウンドを記録し、アシストとリバウンドでキャリアハイを残しました。しかしながらプレイオフファイナルでは、ただでさえ最強チームだったウォリアーズに最強スコアラーのKDを加えたチートコードのようなウォリアーズになすすべなく第5戦で敗れました。

次シーズン、キャバリアーズはカイリーをセルティックスへトレードしチームを作り直すことにしましたが、新メンバーとレブロンは想像以上にかみ合うことができず、またしてもプレイオフでウォリアーズと対戦し、スウィープ負けを喫しました。

2018~2019シーズン、レブロンはさらなる優勝とビジネスチャンスを求めて名門のレイカーズに移籍しました。当時のレイカーズにはロンゾ、ブランドン・イングラム、カイル・クズマ、ジョシュ・ハートなどの有望な若手がそろっていました。しかしレブロンはすぐに優勝できるチームを求めるあまりに若手をないがしろに扱ってしまいチームを雰囲気は悪化、レブロン自身はクリスマスゲームでのケガが原因で17試合を欠場し彼を失ったチームは調子を落としレブロンは2005年以来始めてプレイオフを逃すことになりました。このシーズンレブロンは27.4得点8.3アシスト8.5リバウンドを平均しましたが、2008年から10年連続で選出されたオールNBA1stチームを逃し、オールNBA3rdチームに選出されました。

オフにフランク・ヴォーゲルを新HCをして雇い、ロンゾとイングラムをトレードしてペリカンズからスーパースターのアンソニー・デイビスを獲得したことからレイカーズは本格的に優勝候補として躍進することになりました。レブロンはプレースタイルを完全にPGにし、最初の19試合を17勝2敗で突破しフランチャイズ最高のシーズンスタートを迎えました。しかし、1月25日にレイカーズのレジェンドのコービーがヘリコプターの事故で亡くなりレイカーズは優勝を心に決めることになりました。しかし、そのあとすぐにシーズンがパンデミックのせいで中断になり、6月にバブルという形で再開されました。レブロンはレギュラーシーズンでキャリアハイの10.2アシストを平均しアシスト王になり、オールNBA1stチームに返り咲きました。プレイオフに1位シードとして進出したレイカーズは2人のスーパースターデュオを擁するチームらしくファイナルまで進みますが、ファイナルのヒート戦では苦戦を強いられました。ヒートはジミー・バトラーを中心に良くまとまったチームで、レブロンの弱点や癖を知り尽くしたパット・ライリーとエリック・スポルストラのディフェンスはレイカーズ全体の攻撃を止めることに直結していました。しかし第5戦でのレブロンの40得点7アシスト13リバウンドの活躍などにより第6戦でヒートを破り、当のレブロンは35歳にしてファイナルMVPを受賞しました。

そして連覇を狙った2020~2021シーズン、レブロンは2桁得点を1,000試合連続で記録した史上初の選手となり、通算35,000得点以上を記録した史上3人目の選手となりました。しかし3月のホークス戦でルーズボールのもみ合いで足首を負傷したレブロンは20試合を欠場しチームは前年の優勝チームらしくない42勝30敗の7位シードとしてプレイイントーナメントに挑むことになりました。8位シードとのウォリアーズとの対戦で久しぶりに緊張感のある舞台でカリーとレブロンの対戦が行われましたが、この試合をレブロンは制しプレイオフに進出しました。しかし運悪く1回戦のサンズ戦でデイビスが負傷したり、レギュラーシーズンのような活躍ができなくなる選手が増えたりとチームの不調に見舞われたレブロンはキャリア初の1回戦敗退を喫しました。そしてレブロンは今シーズン、スーパーチームを結成してリベンジを狙うことになります。

まとめ

いかがだったでしょうか。レブロンの今までのキャリアについて紹介してきましたが、見れば見るほどスバ抜けたキャリアを過ごしていてジョーダンとの比較が出てくることも納得の内容でした。残り少ない(かもしれない)キャリアの中でレブロンが絶対的にジョーダンを超えることができるような実績を残すことはできるのでしょうか。

このブログではNBAの分析や考察をしています。NBAやバスケに興味がある方は是非引き続きお読みいただけると嬉しいです!