伝統的なバスケットボールを貫いた歴史的なチーム 2010年代が進むにつれ、3PTを多投するスタイルが標準となっていく中で、インサイド中心にゴリゴリの2000年代かそれ以前のようなバスケットをし続けたチームがありました。そのチームとはメンフィス・グリズ…
時代最強PFの全盛期と勝てないチーム 前回の記事では、素晴らしい大学キャリアと上出来なルーキーシーズンから完全にチームの中心になった3年目シーズンまでについて紹介しました。3年目シーズンではバークレーは身長が低いPFながら史上でもトップ10に入る…
プレーした時期に恵まれなかった史上トップ5に入るPF 200㎝越えの選手ばかりのNBAの世界でも特に巨人たちがひしめき合っているインサイドの選手たちは2010年代前半までは210㎝前後の身長は当たり前でした。その中でも198㎝と小柄ながら史上最高のPFの1人とし…
ケガを克服し運命のチームに巡り合えた名脇役 前回記事では期待されてリーグに入ってきたころからケガに悩みながらも最後のチャンスをものにしてサポート選手としての地位を確立したリビングストンのキャリア前半について紹介しました。そのあと彼はウォリア…
最悪のケガを乗り越えた最高のロールプレイヤー YoutubeでNBA史上最悪のケガと調べるとほぼ確実にヒットする膝のケガを負ってしまったショーン・リビングストン。彼は高身長ながら高い身体能力とアシスト能力を持ち合わせており、若いときには「マジック・ジ…
歴代最強チームの一角を破ったチーム 2016年NBAファイナルではレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズが、史上最高勝利数の73勝を残したウォリアーズ相手にNBA史上初のファイナルでの1勝3敗からの逆転優勝を果たしました。この逆転優勝は…
ニューヨークに愛されるスーパースターになるはずだった若い才能 ケビン・デュラントに類まれなる才能を見出されて「ユニコーン」というあだ名をつけられたクリスタプス・ポルジンギスはマーベリックスにトレードされ、次世代のナッシュ&ノビツキーだともて…
ケガをキャリアの転換期に出来たスター 前回紹介したようにヒルはNBAに入ってきたときから文字通り何でもできるオールラウンダーとして活躍していましたが、プレイオフでは1回戦を突破酢することができていませんでした。そして周囲の選手たちも成長し1回戦…
ケガを乗り越えた元ネクストジョーダン グラント・ヒルと言えばスーパースター、そしてネクストジョーダンとしてNBAを支配するはずだった選手でしたがケガによってその潜在能力を活かしきることができずにキャリアを終えた選手というイメージが強いです。実…
神様を苦しめた1980年代後半のヒールチーム 1986年のドラフトでコアメンバーとなるデニス・ロッドマンをドラフトしたピストンズは、ジョーダンが初めての優勝を達成するための最初の壁として彼の前に立ちはだかりました。非常に荒いディフェンスをアイデンテ…
若い才能とベテランスターの最高のブレンド 2000年代前半はロビンソンとダンカンのツインタワー、2000年代後半から2010年代前半はダンカン、パーカー、ジノビリのBIG3と10数年にわたってリーグのトップを走り続けたチームのサンアントニオ・スパーズ。このフ…
栄冠をつかむことができなかったレジェンド 前回紹介したようにベイラーは1年目から期待を超える活躍を残しており、それは将来彼がMVPや優勝チームのエースになることを約束させるような2年間でした。 彼はその超人的な身体能力を活かしたプレーで回りを蹂躙…
優勝もMVP受賞経験もない史上最高レベルのSF エルジン・ベイラーと言えばNBA史上屈指のSFとして評価を受けながらも、優勝もMVPを受賞したこともない選手です。しかし彼はNBAに初めて空中戦という概念を持ち込んだプレーヤーとして非常に高い評価を今でなお受…
3連覇への挑戦とケガの歴史 前回は3年目シーズンの飛躍から2015年の初優勝シーズンと2016年の歴史的なレギュラーシーズンと予想外のプレイオフ敗退までについて紹介しました。その後にトンプソンとウォリアーズは最強のスコアラーをチームに加えてかつてのブ…
新たなバスケットボールを確立した史上最高のシューティングコンビ 前回は大学時代から爆発的な選手として活躍していたころから過小評価されていたルーキー時代を乗り越えてデュオ結成からわずか2年で強豪のスパーズ相手に可能性を感じさせるプレイオフシリ…
爆発力を兼ね備えた最高クラスのサポート選手 今シーズン、2年ぶりのNBA復帰予定が公式なものとなり、ウォリアーズが強豪に返り咲くためには必要不可欠だと考えられている選手のクレイ・トンプソン。彼はKDが来るまではチームの絶対的な2番手、KDの移籍後は…
将来のMVPを3人もドラフトした奇跡の若手チーム 2007年のドラフトでケビン・デュラントをドラフトした時からOKCサンダーの未来は一気に明るくなりました。2008年にラッセル・ウェストブルック、2009年にジェームズ・ハーデンと立て続けにチームのコアとなる…
王朝ブルズを支えたスーパーリバウンダー 前回紹介したピストンズ時代の後期からスパーズで過ごしたシーズンでは、チームの輪を乱したり、自分自身の精神的な不安定さによってキャリアがどうなるかもわからないような状態になっていたロッドマンでしたが、ス…
自殺を決心した狂人リバウンダー 前回は苦しい幼少期と評価されない学生時代を乗り越えてNBAに入ったロッドマンとロールプレーヤーとして目立ちにくい裏方役を担ったピストンズでの優勝シーズンまでについて紹介しました。前回でも述べたように彼は2年目に…
NBAの異端児デニス・ロッドマン NBAに入ってしばらくは「バッド・ボーイズ」のピストンズを代表するパッションのあるディフェンダーとしてジョーダンを苦しめていたロッドマンは、キャリアの後期にジョーダンのブルズを支える優秀なディフェンダー兼リバウン…
ニックスに尽くしたレジェンドの最後 前回では1994年プレイオフで悔しい敗北を喫したニックスとユーイングまでについて紹介しました。その後もユーイングは何度か栄冠に近づくことがありましたが、最終的には優勝を成し遂げることはできませんでした。今回は…
ニューヨーク・ニックスで最も偉大な選手 近代NBAでニックスの偉大な選手と言えば、まず出てくるのがカーメロ・アンソニーもっと最近だと低迷していたチームを救ったジュリアス・ランドルもその中に入るかもしれません。ニックスは「世界でもっとも有名なア…
1999年のニックス以来で初めて1位シードを倒した8位シードチーム 2010年代後半のリーグをカリーやクレイ、後期にはKDなどのスーパースターを擁して支配していたゴールデン・ステート・ウォリアーズ。彼らの強さはNBAの歴史を見ても稀有なもので、史上最強の…
ケガに悩まされたロケッツ~引退までのキャリア 前回の記事ではラプターズで将来のコンビをビンスと組んでいた時からマジックでリーグ有数のスコアラーとして活躍していたころのマグレディーについて紹介しました。今回はマジックを去り、ロケッツを新しい活…
ケガによってキャリアを狂わされたスーパースター NBAの歴史には数多くのスーパースターが存在しますが、その中にはケガさえなければもっと素晴らしいキャリアを残していただろうと容易に予想がつく選手も存在します。以前紹介したペニー・ハーダウェイや今…
2014年から急成長と大躍進を遂げた若きホークス ルカ・ドンチッチとのトレードで2018年にトレイ・ヤングを獲得してからわずか3年でカンファレンス・ファイナルにまで進出できるようなチームを作り上げることができたホークスですが、ヤングがドラフトされる…
NBAの時代を作り上げるはずだったデュオ ノビツキーを予想外のドラフトピックで獲得したその年にトレードでナッシュを獲得したマーベリックスは、この2人のデュオが成長し、将来は2人を中心に優勝を狙えるとまで言われていました。しかし、若い有望なデュオ…
「キング」の晩年?シーズン 前回の記事ではレブロンが地元チームのキャバリアーズを一時去り、ヒートのBIG3を率いて2連覇を成し遂げました。そしてスパーズに負けたその年のオフにキャバリアーズに再び復帰することに決めたレブロンはついに約束を果たすこ…
リーグ最強選手への道 前回の記事では天才高校生として名を馳せていたころのレブロンからリーグ屈指の若手プレーヤーの評価を受けえていたころのレブロンについて紹介しました。今回紹介するのはリーグ屈指の若手プレーヤーからリーグ最強の選手と呼ばれるま…
「選ばれし者」を体現した王様 レブロン・ジェームズ。NBAを知っている人なら1度は聞いたことがある名前です。彼は2003年にドラフトされましたが、2021年でもリーグトップクラスの選手として活躍している文字通りの「化け物」です。彼は高校生の時から次世代…